占いコラム

姓名判断の結果が本や先生によって違うのはなぜ?

「私の名前、偉い姓名判断の先生に付けてもらったらしいのですが、他の先生に診てもらったら良くないと言われました。どちらを信じればいいですか?」

このようなご相談をいただく事があります。

姓名はあくまでも生まれもった“骨組”ですので、もちろん周りの環境などで“肉付き”は変わってきます。

その前提であっても、“骨組”である姓名の吉凶が、先生によって違う鑑定になることが多々あります。

どうしてこのような事が起きるのでしょうか?

姓名判断の結果が違うのは、画数のカウントの仕方が原因?

旧漢字と新漢字

姓名判断の仕方は色々な流派がありますが、主流と言われているのが漢字の画数と陰陽五行を合わせた「熊﨑式」と呼ばれる方式です。

「熊﨑式」は、熊﨑健翁という昭和初期の姓名学者が世に広めたものですが、もともとは明治時代に林文嶺と永杜鷹一(鷹堂)が開発した現証哲学からスタートしました。

熊﨑健翁は新聞記者で、理論と統計を基にして姓名の画数等による姓名学を確立しました。
この「熊﨑式」の姓名学(姓名判断)が、広く認知され支持されるようになっていきます。

そして戦後、日本では「当用漢字(新字)」という戦前に使っていた漢字を簡略化した漢字を使うようになります。すると、ここで姓名判断の鑑定は大きく2つの流派に分かれることとなります。

・戦前の文字である“旧漢字”で画数を判断する派
・戦後の文字である“新漢字”で画数を判断する派

例えば、「浜(新)」と「濱(旧)」や「斎(新)」「齋(旧)」など……。

戦後すぐはまだまだ旧字が多く使われて来ましたが、30年、40年経つと既に当用漢字(新字)が一般的になっています。すると漢字の画数を判断する際に意見が分かれるようになりました

70年以上経った現在では旧字・新字と両方で鑑定する流派も出てきています。

「さんずい」の画数は?

また、漢字本来の意味を持つ画数にするべきとの主張もあります。
例えば、「さんずい」は3画ですが、「水」を表す漢字なので4画と計算するというものです。

他にも、戸籍上はどうであれ、今使っている文字つまり自分がその名前だと信じている字(芸名など)で鑑定するという流派もあります。

これだけの流派が増えると鑑定する方もされる方も迷ってしまいます。

例えば「沢」という漢字は素直に数えれば7画ですが、意味を考えれば「さんずい=水(4画)」なので8画。または旧字で診る場合は「澤」という字に変わるので16画。または「さんずい=水(4画)」とすれば17画……。

「沢」というお名前だけでも7画、8画、16画、17画と多く存在することになります。
この事が前述した「良い名前のはずが、他の先生に診てもらったら良くないと言われた」という現象が起きる理由なのです。

ちなみに「熊﨑式」は、旧漢字(正確には康煕字典)の画数で数える方法を採用しています。

結局、どれを信じれば良い?

姓名鑑定の先生には個々の知識・経験がありますので、一概にどれが良くてどれがダメとは言えませんが、姓名判断など占いは統計学とも言われています。

統計、つまり、たくさんの鑑定を行い、データが多い先生がいいという事になります。さらに付け加えれば、その先生が鑑定した人を後追いしている(見守っている)かも大事だと思います

かく言う私も色々な経験をしております。その中で面白いエピソードがありますので、ひとつご紹介いたします。

仮名で申しますが、「渡辺A子」さんというお名前の女性を判断した時です。

私は「新字体」で判断するのですが、「渡辺A子」のお名前を知らないでの第一印象は、おっとりしている、いわゆる天然系の女性でした。経験上、天然系のお名前には「金」と「木」の画数が必ず入っています。しかし、この方には一切それが見当たりませんでした。

お名前は「渡辺A子」で間違いないですか? と確認しましたが、「はい。そうです。」とハッキリお答えしたので、そのまま鑑定したのですが、私自身、腑に落ちませんでした。

後日、「渡辺A子」さんと一緒に食事をする機会があり、ひょんなことから運転免許証の話が出てきました。それを拝見した時、お名前が「渡邉A子」さんでした。

このお名前で鑑定しますと、やはり「金」と「木」の画数が入っていました。

「渡辺」さんじゃありませんでした? と聞きますと、「面倒くさいので普段は“辺”を使っているんです。」との事でした。ここで確信したことは、戸籍上のお名前が判断材料になるという事です。

この事からも、データ(経験)と後追いがちゃんと出来る先生に鑑定してもらう事が良いでしょう。

画数ばかりに気を取られてはいけない

「赤ちゃんの名前の画数はどうしたらいいですか?」「結婚して苗字が変わると画数がよくないのですが……」など、よく相談を受けます。

「名は体を表す」と言うことわざがあるように、名前が自身の人生に大きく左右されることは間違いなく、数字の陰陽から画数を鑑定することはもちろん大事なのです。

しかし、それよりも大事なことは、「画数」よりも名前の「意味」ですとお答えしています。
名前の意味がいい人はその人の運勢を向上させます。

日本や中国など漢字を主に使っている国以外には、文字の画数による鑑定はできませんが、「意味を重視した名前の鑑定」は日本のみならず世界中でその傾向があります。人は無意識に統計をとっていて、自然と名前の通りに動くようになるからです。

もちろん日本の場合は、漢字が中心ですので、まずは漢字の意味をお考えになると良いと思います。例えば優しい人になって欲しいから「優」を付ける。賢い人になって欲しいから「賢」を付けるなど……。

他にも発音から決める場合もあります。「てっちゃん」と呼びたいから「てつ」からはじまる名前、やわらかい名前にしたいから「ま行」をどこかに入れたいなど。そこから漢字を当てはめていく場合もあります。この場合も「漢字の意味」を大切にしなくてはいけません。

さらにもう一つ重要なことがあります。

それは名付け主です。赤ちゃんの場合は名前を決めた人になります。
赤ちゃんのために真剣に考え、子どもへの初めての贈り物となるのが名前だと言われています。

重要なのは、私のような専門家に相談する事自体は問題ありませんが、最終決定は親がすることです。

将来、子どもが大きくなった時に子どもに説明する際にも、最終的には親が決めたと言ってあげたいものですね。

text/陰陽コンサルタント高澄

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